梶文彦の「ニッポンものづくり紀行」 その20|桐生/足利に見るものづくり遺産の残し方(5)<MAEHARA20th/桐生自動車博物館(旧飯塚織物工場)>

これからの日本のものづくりを見据えるために、過去の出来事やその成り立ちに関する情報を提供するコラム。発想を変えたい時やちょっとした仕事の合間にご覧ください。

桐生/足利に見るものづくり遺産の残し方(5)<MAEHARA20th/桐生自動車博物館(旧飯塚織物工場)>

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旧飯塚織物工場が、MAEHARA20thとしてクラシックカーの展示場(桐生自動車博物館)に使われているケースです。建物は1933(昭和7)年に合名会社飯塚織物工場として建設されたもので、個人経営の工場として、先進的な機械設備を導入して輸出向けの高級織物を手掛けた工場です。

外壁は大谷石を12段積み上げた重厚な作りで、木骨石造平屋建て。木骨で支えた北向きのノコギリ屋根は8連のスレート瓦葺。初期洋風建築の様式を良く伝えています。

外観は北側の基礎が低くなっていることを利用して、北東側からの視野を意識するように遠近法で奥行きが強調されています。北側の両端の柱も半円形に造りだされて石造の重厚さを一層感じる洗練されたデザインになっています。

桐生市の織物産業の隆盛を物語る建造物であり、2005年以来、クラシックカーの私設博物館として活用されています。公開日が少ないので内部を見るには確認が必要ですが、外面だけでも一見の価値があります。

大谷石を12段積んだ重厚な作り、8連のノコギリ屋根工場は、桐生市内でも現存する同種工場でも他の類を見ない大きさです。

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梶文彦氏執筆による、コラム「ニッポンものづくり紀行」です。梶氏は、長い期間にわたりものづくり企業の国内外でのコンサルティングに携わり、日本製造業を応援しています!
地球の歩き方「Look Back Japan –ものづくり強国日本の原点を見に行く」連載中!

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