ダイキン工業(タイ)インタビューその2|GOOD FACTORY賞で気づいた強みと弱みとは?

GOOD FACTORY賞受賞企業のダイキン工業(タイ):DAIKIN INDUSTRUES(THAILAMD) LTD. PRESIDENT 平尾浩一さん、DIRECTOR 築山吉徳さん、GENERAL MANAGER CORPORATE PLANNING DIV. 平野貸嗣さん、GENERAL MANAGER HR REGIONAL SUPPORT GROUP 亀高靖司様さんにお話を伺いました。日本能率協会の小宮太郎がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)

GOOD FACTORY賞で気づいた強みと弱みとは?

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小宮
GOOD FACTORY賞を受賞するまでのご苦労・気づきなどありましたらお願いします。

平尾
受賞での苦労というよりは、やはりタイで25年活動させていただいてますので、その中で諸先輩が本当に苦労されたんだなというのを、振返りの中で今一度認識させてもらいました。

当地でモノづくりが始まってから10年間は、特に1997年にタイの経済不況があった中で、経営的に非常に苦しい時期もあったと思います。

しかし、それを乗り越えて我々の代に繋いでくれたというようなことも、改めて認識できましたし、自分達の弱み、強みに気づくことができました。

弱みは把握していたのですが、若干の強みも共有できました。それに加えて、運良くこの2014年度に最高益を達成できたのが、本当に良かったなと思います。

ちょうど、この受賞とタイミングが合って、非常に幸運でした。

ここまでに来る過程の中で、いろいろな苦労がありましたが、直近ではローカル人材が中心になって、生産の取組みを深めてよく高度化してくれたなと思います。

もう一方では、開発の取組みで、まだまだ日本人が主導していますが、ようやくローカルの人達が活躍し始め連携が取れてきたのかなと思います。

そこでの実務の苦労はありましたが、ここにいる平野君を中心に上手くやってくれたと思います。

第1次審査書類は非常に読みやすくできたので、全部タイ語に翻訳してマネージャー以上の全員に配りました。

新しくマネージャーになった人にも読んでくれと。

我々の歴史が非常に良くわかるので、ひとつの財産になったかなと思っています。

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