大金機電設備(蘇州)

ファクトリーマネジメント賞

主要事業 :
圧縮機およびその関連製品の開発・製造
設  立 :
2003年11月18日
従業員数 :
2,139名(2017年3月末時点)
所 在 地 :
中国 江蘇省 蘇州市工業園区長陽街256号
代 表 者 :
総経理 橋本 健一 氏

総合所見

大金機電設備(蘇州)有限公司は「中国で継続的に発展できる会社」とするため、会議の使用言語を「中国語」とするなど日本語の話せない従業員も「チャンス」と「発展空間」を与え中国の良い文化・慣習と日本の製造業の相互の良いところを併せ持つ会社となるべく取り組みを行っています。
中国の良さである「結果に拘って、実行スピードが速い」ことなどを取り入れ、且つ、現地化を進めることをベースに人の可能性を引き出し、人材育成を行いながら、マネジメントの方法も試行錯誤しつつ、ファクトリーマネジメントのスタイルを確立しています。その中では、失敗をとがめないことで継続的挑戦を行うことや、従業員の思いを尊重し考えさせ、思い切ってやらせることなど、中国の特性を活かして独自のマネジメントスタイルを構築していったことを評価しました。
結果として、ローカル主体で重要キーデバイスである圧縮機や制御基板の生産を取り込み、これらのデバイスのグローバル供給拠点として成長させていった。現在では、現地化が進展しているところも評価できます。
また、この成長を支える要素として「人の育成・成長」を基軸としており、現地人材による幅広く深い人材育成を行い、現地人の技能~経営者を育てることを実施しています。
上記で述べたように、「経営の現地化」「運営・管理の現地化」を目指し、「人の成長基軸」で自社流のファクトリーマネジメントを確立していったこと、それを仕組み化し活動が定着しています。
これらの内容は他社の見本となるものであり、GOOD FACTORY賞(ファクトリーマネジメント賞)の受賞に十分値する工場であると評価しました。