2018年(第8回)受賞企業紹介

2018年 受賞記念講演会
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NEC
NECプラットフォームズ 掛川事業所

ものづくりプロセス革新賞

評価のポイント
  • TPS(JIT)を活用した困りごとの解決として、つくり過ぎ防止のためのプロセスの短縮、動線の簡素化、多品種・数量変動に対応するための設計・生産方式の改善、在庫管理の改善、などものづくりでの改革。さらに、それをホームゲートウェイレンタル事業として確立し、最終ユーザーへの短納期提供に加え、他社生産品を含めた短納期一括配送、製品回収/再利用など製品ライフサイクルに伴う一連のプロセスをサービスとして提供。
  • 困りごとを解決するために、徹底した見える化の推進として、工場内の見える化、方針・目標の見える化、活動の見える化などの取り組み・維持。
  • 困りごとの弛まぬ解決に向けた全員参加型経営革新活動の推進として、全社経営計画から個人レベル活動までの展開・方針軸と活動軸の設定、展開・活動目標と業績目標の月別展開・管理などの施策展開と管理の充実の他、現場巡回・成果報告会・ワイガヤなどによる現場改善活動と幹部のコミュニケーションの仕組みの工夫、工場トップの現場への高い関心。経営革新を推進するための人材の育成。

オークマ
オークマ 本社・DS2部品工場

ものづくりプロセス革新賞

評価のポイント
  • 「Dream Site(自動化と熟練の技が織りなす未来工場)」を指針に持ち、約4,000品目の工作機械部品の製造においてマスカスタマイゼーションに対応すべく、IoTと現場の改善力を融合 して自動化・無人化工場を実現
  • 新工場立上げから量産時の改善活動まで、製造本部、技術本部の各部門が連携して、工場全体に最適な生産システムを構築
  • 自動化だけでは達成できない加工精度を補完するための熟練技能の教育を実施
  • DS2において生産革新を推進する上での、課題解決のための各種マネジメントの工夫

コマツ
コマツ 大阪工場・生産技術開発センタ

ものづくりプロセス革新賞

評価のポイント
  • 大阪工場がコマツウェイの実践を行う模範的なマザー工場として、ものづくりの力を技術面・技能面・組織連携面から向上させていること。
  • 同敷地内にある生産技術開発センタと現場レベルで垣根無く、「つながる化」の仕組みであるKOM-MICSを導入、活用推進し、大きな成果を出していること。また、その対象範囲を協力企業にまで拡大し、展開していること。
  • KOM-MICSを改善の質と効率を向上させるための高速PDCAツールとして、実質的に活用し、①鳥瞰的に現場を数値化し、ロスを発見し、改善に結びつけていること、②加工などの基準値まで引き上げる均質化改善と、さらに新たな課題を設定する改善に結びつけていること。これらの活動とツールを協力工場、海外拠点まで、グローバルに展開する基点としていること。
  • 大阪工場がグローバルマザー工場として、KOM-MICSを開発・拡張、それらの有用性等を検証していくマザーとしての機能を充実し、かつ改善事例を集約する情報ハブとなり、多岐にわたる現場の改善や活性化に役だっていること。さらには、改善指導・推進、これらを有効活用できる人を育成する人材育成機能として、大きな役割を果たしていること。このような機能、活動を、親(マザー)としてのインフラ投資を長期目線で行っていること。

東レ
Penfibre Sdn. Berhad. (PFR) Film Factory

ファクトリーマネジメント賞

評価のポイント
  • 汎用品から高付加価値品への転換(量重視から品質、利益重視へ)や川下産業の取り込みなどの事業変革を、全社一体、本社との連携での取組みで実現
  • 東レグループとしての標準的な活動への新たな工夫織り込みや、現地工場の特性をとらえたオリジナル活動推進にまで、工場改善を昇華
  • 任せられる人材育成の工夫で、ナショナルスタッフの自立化

ブラザー工業
兄弟機械(西安)有限公司

ものづくり人材育成貢献賞

評価のポイント
  • ナショナルスタッフ(NS)を積極的に育成し自立化を推進
  • 人材育成活動と改善活動の一体運営
  • コミュニケーション力による活動活性化
  • 西安独自の「グローバル憲章」理解とその浸透法
  • 工場文化

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