PT. DENSO INDONESIA

ファクトリーマネジメント賞

主要事業 :
①エンジン・排気関係などのパワートレイン製品、スタータやオルタネータなどのエレクトリフィケーション製品の製造
②電子制御ユニットやメータなどのモビリティ・エレクトロニクス製品、車輪速センサなどのセンサ・セミコンダクタ製品の製造
③カーエアコンシステム、ラジエータ、バスエアコンなどのサーマルシステム製品の設計および製造
設  立 :
1975年5月12日
従業員数 :
4,600名(2019年3月時点)
所 在 地 :
Fajar Plant(ファジャール工場)
JI. Selayar Ⅲ, Blok K-2 Kawasan Industri MM2100 – Cikarang Barat
Bekasi 17845 – Jawa Barat, INDONESIA
代 表 者 :
亀苔 武之 氏

総合所見

ファジャール工場は2014年に立ち上げられ、生産品目はパワートレイン事業・電子/ICT事業など複数事業の製品にわたり、複合工場のモデルとして立上げ、運営をされてこられました。

活動としては、工場設立期、また工場成長期に抱えていた諸問題に対して、合計5つの活動を展開しており、これらの活動は、ものづくりプロセスの改善だけでなく、人材育成や職場の風土づくりなど、総合的な工場のマネジメントレベル向上に向けた、バランスのとれた活動となっていると、高い評価がありました。あわせて、現地化のレベルも高いものと評価されました(日本人10名/1600名)。

その上で、これらの活動を通して、直接生産性1.4倍、158人省人、納入不良半減、リードタイム20%以上減、面積生産性1.2倍など、成果を上げてきており、これらの活動および成果は大変素晴らしものと、審査委員から高い評価がありました。
また、現地審査および審査資料も非常にわかりやすく、良い工場だということが十分に伝わってきました。

具体的には、以下の項目が特に優れていると評価しました。

  • 将来の目指す姿を現地メンバーで策定するなど、チャレンジの場を積極的に提示し、現地メンバーによる活力あるマネジメントおよび改善活動を推進
  • 与えられた場で力を発揮するために、専門機関(人材育成センター)における、高度な生産人材の育成
  • 自立化された現地メンバーによるIoT、自動化の推進
  • 複数事業製品を生産する工場としてシナジー効果の発揮